慰安婦問題、徴用工問題を、我々日本人が韓国向けではなく反省すべき理由
こんばんわ。ウジムシです。
日本と韓国の間では、慰安婦問題、徴用工問題が大きなトゲとなって、未だに日本と韓国の双方を傷つけています。
韓国と断交しろという過激な論調もありますが、それで韓国が頭を下げてくるとは思えませんし、まったく理性的とは思えません。
日本のお隣に韓国が存在するのは変えられない事実ですから、どう付き合うかについて感情に呑まれて考えることを放棄するのは賢いやり方ではありません。
それよりも私が思うのはこの日韓問題について、我々は大いに学ばなければならないことがあるということです。
それは「他国の人間を買春したり、労働的に搾取すれば、数十年間に渡り非難され、苦しむことになる」ということです。
先の大戦時の日本の行為を擁護する人でも、
1 従軍慰安婦=買春(強制であったか、金銭契約であったかで議論になっている)
2 徴用工=労働的搾取(挺身隊という名称からも、のちに日本政府が韓国政府に賠償金を払っていることからも、通常の労働契約ではなかった)。
この二点は認めざるを得ないと思います。
つまり、戦争という非常事態とはいえ、他国の女性を買ったり、労働力を搾取することは、ずっと後に生まれる世代にわたるまで、非難され続けることになるということです。
ここで、我々、現代に生きる日本人には重大な問題があります。
それは、慰安婦問題、徴用工問題から、我々が日本人は学んでいないということです。韓国側は反省と謝罪を求めますが、我々に必要なのは、従軍慰安婦問題、徴用工問題から学び、それを現代に生かすという視点です。
他国の女性を買春したり、労働力を搾取したりしてはいけないのです。それは子や孫の世代まで祟ります。
未だに日本では外国から労働力を移入して使い捨てにしています。一例が下のような事案です。
たくさんのアジアの人々が日本に学びに来るという前提でやってきて、到底学ぶことなどできない、劣悪な環境で働かされ、耐え切れず失踪しているのです。
これは労働力の搾取以外の何ものでもありません。失踪した彼らは国に帰ることもできず、入管から隠れて生きるために非合法組織で最低賃金以下の劣悪な環境で働かされているという話も聞きます。
我々日本人は徴用工問題から何も学んでいないのです。
さらには日本人がタイやフィリピンなどに買春旅行に行くという行為が行われています。フィリピンで1万2000人以上を買った校長先生がいたという事件もありました。
他国の女性を買春するという行為が、のちに子孫まで非難される事態になることを慰安婦問題からまったく学んでいないのです。
買われた少女たちがどう思うかという問題はもちろんですが、ウジムシは男の子ですから、将来、自分たちの花嫁となるはずの少女たちを、他国から来た中高年に買われた少年たちの気持ちを思うと、我々日本人に向けられる感情を想像するとそら恐ろしくなります。
少女たちは彼ら少年たちの幼馴染であったり、クラスメイトであったり、初恋の人であったり、大好きな姉であったり、かわいがっている妹なのです。
ましてや、今、日本は戦争状態ではありません。平時にも関わらず、将来、慰安婦問題や、徴用工問題となるような行為をしているのです。
つまり、我々現代の日本人は、慰安婦を買い、徴用工を使った当時の日本人を非難する権利はないのです。平時であるだけ我々の手は、より黒く汚れていると言ってもいいかも知れません。
我々日本人は今こそ、韓国に向けてではない、我々と我々の子供や孫のために、本当の意味での反省と方向転換が必要なのではないでしょうか。
そんな風にウジムシは思うのです。
ありがとうございました。